2015年3月18日水曜日

たまねぎ工房 ジャージーテーパードパンツDaisy 3本目

サイズ:11号95%出力
生地:ウール薄地ヘリンボンライトグレー(リネンや)+リブニット(ニット生地ショップBOBBIN)、ほか
変更点:パンツと切り替え布1センチずつ詰める。
      ヒップポケット片側のみを両方に変更。
      脇と股ぐりの縫い代1センチ→0.7センチ
しくじったところ:紐通しのボタンホール位置が下過ぎて、縫い線をまたいでしまった。


過去に縫ったDaisy2本は部屋着として大活躍。
3本目はいよいよ外に着て行けるやつを。
ニット専用の型紙とはいえ布帛で作っている方をちらほら見かけて、
まねることにした。


もともとは高田祐子さんの「I LOVE PANTS」に載っていた
ダブルヘムスリムパンツのMLを作る予定だった生地だ。
1m購入して、届いたのが1.1m。
が、どう置いても前パンツと後ろパンツを取れない。
あ、あれ。
今までパンツを作った記憶だと、
巾130あれば結構余裕だったのに。
ダブルヘムスリムパンツが(本の写真ではふつうに見えるが)、
相当ゆったりしたパンツということだろうか。
Daisyもかなりゆったり作られているのだが。
いずれにしても日を改めて別の生地で作ってみるつもりだ。


Daisyは、ポケット布を別布で取ることにしてぎりぎり足りた。
なのにウエストベルトの裁断を間違えた。
結局パンツ部分とヨークしか取れず、別途リブニットを購入した。
ポケット布と向こう布は余っていた端切れ。
向こう布の方厚手ウールで作ったら、当たり前だけど厚すぎて
履くととても目立つ。
当面は長めのトップスを着て隠す。


びょんびょんにストレッチが効いた生地だ。
言うても布帛なので縫い代を減らしてみた。
小さく出力したあとで縫い代を減らしたら結局元通りって話だ。
最初から11号でよかったではないか。
そしてどっちみちゆとりある仕上がりになったので
なんなら9号でもよかったか。
裏地なしだとすこーーーーしだけちくっとする。


ヒップポケットはもう少し上にあるほうが
垂れ尻の目くらましとしては有効な気がする。



着たところ。
左は丈を詰める前。右は詰めた後。
前と後の間の数日間にあまり食べず自転車で遠出をしたりしたので、
お腹周りがややすっきりしている(ように見える)。
半年後ぐらいには減量前減量後で比べたいものだ。













2015年2月3日火曜日

「わたし服ソーイング」 ヨークフレアスカート2回目

サイズ:L
布:アンゴラ混ビーバー加工ウール(mittel)
変更点:右側の切替線にポケット追加
     裏地つける
しくじったところ:いろいろ


てろってろのつるっつるのやわらかーい薄手のウール。
気持ちいい。

月曜日。
ヨークの右左を間違えて間違えて間違える。
ほどいてほどいてほどいてほどく。
今度は左右がわかる印をつけよう。

芯地の上に貼った伸び止めテープが、扱ううちにはがれてきた。
そういう芯地だから?
先に伸び止めテープを貼った方がいいかな?
と思ったら、直接貼った伸び止めテープもはがれてきた。
うーん?

裏地はベンベルグ。
「わたし服ソーイング」は裏地なしのため、
同じ作家の「オーダーメイドスカート」から
ヨークスカートのページをコピーしたのを参照する。

木曜日。
コンシールファスナーなのに普通のを買ってきてしまった。
この前にパンツを作ったためか。
さあ縫おうと置いて気づく。
見せファスナーという手もあるけれど技術が足りない。
ていうか、脇ではやらないだろう。
買い直し。

土曜日。
裏地へのコンシールファスナーつけ。
手まつりではなくミシンでやる。
何度かほどきなおしてようやく裏地成功、
表地への縫い付けは今まででいちばんの会心の出来、
あとは見返しとヨークを縫い合わせて裾の始末をしたらできあがりだ!
と意気揚々とスライダーを上げたらヨークの段差でひっかかり、
これを力任せに引っ張ったり引き下げたりしているうちに、
ピリピリピリッと音がしてファスナーが崩壊した。
マジかー。
夜10時。
終了。
ある程度厚みがあると段差を越えづらいらしい。
ググったら、既製品の服でも困っている人がいた。

再びコンシールファスナー買い直して月曜日。
ようやく完成した。
これまでの失敗の連続のおかげで手順が頭に入ったようで、
ファスナー着け滞りなし。
裾始末が差動をかけたのにツレてるし、
フレアーが脇に寄っているけれど。
素人仕事だなあ。
が、歩くとファッファ揺れて気分がいいし、丈もいまどき。
若干腰履きのはずだけど、(私が)太いのでジャストウエスト。
もう少し痩せたらミモレ丈ではなくなるだろう。


メモ。
ポケットは正面ではなく脇から始まる方がいい。
次はファスナーの上げ止まりを縫い代より3ミリぐらい下にしてみる。

着たところ。




2015年1月28日水曜日

高田祐子「I LOVE PANTS いま着たいパンツスタイル」ストレートパンツ

サイズ:L
布:コットン&アクリル(fab-fabric)+麻(鎌倉スワニー)
変更点:前ボタン開きをファスナーに
     裾5センチカット
     内股の縫い代各5ミリ増
しくじったところ:後述

ソーイング本はパターンを写すのが本当にめんどうくさい。
大型モノクロコピーの店頭サービスは少ないうえに、
閉店6時で土日休みとか、そんなのばかり。
首都圏では需要がないのかね。

柄合わせ放棄。

後ろパンツを1枚ずつ裁断したらなぜか両方とも右パンツだった
片方の右パンツからポケット布を取った。
夜中に無理やり作業していたら集中力が途切れて、
デザインとして脇に挟み込む別布を同じ生地から取っていた。
去年作ったワンピースの残りの麻生地から取り直し、
しかし表裏逆に縫いつけた。ほどく。
ポケットも表裏逆につけて押えミシンまで進む。ほどく。
ほか細かくいろいろ。
強行軍で作ったため、呆れるほど失敗した。
急いでやったあげく無駄な時間を費やすことになるのなら、
同じ時間を費やして丁寧にやるべき。

太ったからサイズはLにしたのだが、
仮縫いしたらものすごくぶかぶかで
驚いて内股の縫い代を各5ミリ増やした。
けどやっぱりぶかぶか。
手持ちの服が次々とパツパツになりつつある中、
ぶかぶかというのはサイズミスであったとしても妙にうれしい。
でも本の写真を見るとそういうデザインとも言える。
ウエストはジャストだ。
MとLの間にMLがあるので、次はこっちで作ってみるか。

履き心地は悪くない。
けど、尻の山がすごく目立つ。
腿だけ細くしたせい?
太いせい?
同じ生地で去年作ったたまねぎ工房のスカートも、尻の山が二つくっきり出る。
太いせいだろうかなあ。
「気分はマニッシュ」がまだ(個人的に)色あせない高田祐子さんの本。
モデルさんがみんな小柄ちゃんというのが画期的。(でもかわいいし細い)
この本からもう一本、ダブルヘムストレートパンツを作りたい。


出来た翌日、早速履いて出かけた。
猛烈に風が吹いて寒い日だったけれど、
ジャカード織りのおかげか、
ぶかぶかでできた空間のおかげか、
綿生地で一枚でも寒くなかった。
しかし駅のエスカレーターでダボパン姿の現場作業員の
お兄さんがたの後ろについたときは、仲間のようであった。
オブラートのない友達に会い、ぶっかぶかを呆れられた。
自分で作ったものは、見た目への基準がゆるっゆるになると思う。